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6年ぶりの古典部シリーズ

ミステリー 小説

こんばんは。

季節の変わり目も過ぎ、すっかり冬模様となりました。

街を歩けばちらほらと赤服の白髭が目に入り、もうそんな時期なのかと愕然とします。

時が経つのは早いですね。1年はあっという間です。

 

 

今回読んだのは古典部シリーズ6年ぶりの新刊「いまさら翼といわれても」です。

 

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1年前の事は身近に感じられても、6年前となるととても昔のことのように感じます。

6年前といえば、自分はまだ高校生でした。あの頃と今とでは生活もかなり異なります。一般的にもそうだと思うのですが、大学生の方が自由度が高いです。ただそれが良いことばかりとは限りませんが。自由と責任はトレードオフですし、やるべきことがはっきりしていた方が生きやすいですよね。あまりに嫌なことなら別ですが。

 

 

さて、古典部シリーズとは、米澤穂信のデビュー作「氷菓」から続くシリーズで、著者の代表作といっても良いと思います。

京都アニメーションによってアニメ化もされていて、こちらも評判です。

 

今回は表題作を含む全6作からなる短編集です。 古典部員それぞれの過去と今、そして将来への不安が描かれています。

ミステリー色は弱いものの、かなり心にくるものがあると思います。

 

個人的に、主人公の奉太郎の過去についての話が、1番心にきました。

 

奉太郎の「やらなくてもいい事はやらない、やらなければいけない事なら手短に」という信条のルーツを千反田が尋ね、奉太郎が過去の秘密を打ち明けます。

 

奉太郎が昔はあんな子供だったというのも衝撃でしたし、今の信条を持つようになったきっかけも、古典部シリーズらしいほろ苦さとリアルさを持っていました。

 

こういう教師や生徒って多分どこにでもいて、小学生の奉太郎と同じ悩みを抱えている人も多いと思います。

奉太郎の姉のように、良き理解者がいてくれれば良いのですが、そうでない場合もありますよね。

 

また教師側から見ると、この話が自身の行動を鑑みるきっかけにもなりました。

言葉からだけでは読み取れない、人の気持ちを大切にすることが重要だと感じました。

当たり前かもしれないけど、なかなか難しいですよね。

 

 

 

以上で感想終わります。

古典部シリーズは、自分がとても好きなシリーズのうちの1つなので、まだ読んでいない方は是非読んでいただきたいです。

 

ではまたの機会に。